少年愛之美学

守備範囲がやや広めの腐女子による鑑賞と思索。

文学

高村薫『李歐』×BANANA FISH、とasexualなボーイズラブについて

多忙ゆえご無沙汰していましたが『BANANA FISH』アニメ化決定に興奮が押さえきれず久々の更新です。まずはおめでとうございます! 初めて読んだ時からこれアニメにしたら今でも爆ウケだろうな~と思っておりましたので本当に、動くアッシュたちが見られるの…

武田肇『少年聖歌隊』、と共に児童ポルノを考えてみた

詩人らしい。この方の名を見付けた当時は行動範囲の図書館を渡り歩いて何とか『少年聖歌隊』にアクセスするも、入手には至らず、他の著書もほとんどお目にかかれていません。ことごとく絶版で中古も高い。ようやく18を過ぎたので落ち着いたときに国会図書館…

『霊応ゲーム』、ホラーと美少年の親和性について

クレイジーサイコホモ文学として一部界隈では定評のある、萩尾望都や竹宮恵子作品に代表されるギムナジウムもの・寄宿舎ものが好きな方には最早マストの英国パブリックスクールを舞台にしたホラーサスペンス小説『霊応ゲーム』、全寮制男子校もので作者は本…

岩波文庫、でボーイズラブと美少年を発掘する

「図書館で読めるホモ100選」とかいうものが一時期話題になりましたけれども、中1の夏に始まる私の腐女子歴の中に岩波文庫期というものがありました。時期的には中1の終わりから中2くらいでしょうかね、文字通り岩波文庫の棚を漁ってそれらしいものを探し…

太宰治「駈込み訴え」、とイエス×ユダの愛憎入り乱れる信仰系ホモについて

太宰治の短編小説「駈込み訴え」についての記事です。 太宰の小説は饒舌体などと言われますけれどもこの小説はある人物による語りの形式をとった小説で主人公については最後に種明かしとなるんですが、解る人には序盤で解りますし解らない人には聞いても解ら…

「桜の樹の下には」、と文友たちのプラットニックsexについて

「檸檬」等で有名な文豪梶井基次郎の代表作の一つ「桜の樹の下には」、文庫本4ページほどに収まってしまう超短編ですが読後の満足感は分量以上のものがあります。この作品におけるeikouの注目ポイントは以下3点。 ①映像美 ②仏教的死生観 ③聴き手は誰か←重…